人相・手相の基本~情・知・意の3タイプ

人相・手相占いから、まず何がわかるか?実は、その人の目に見えない「こころ」を反映してるんです。

情・知・意の心の働き

働き 手相では?
情的部分 感動!愛を求める 感情線
知的部分 関心!真理を求める 知能線
意的部分 気力!善を求める 生命線

ぱっと手を見て、どの線が最初に目につきますか?それがあなたのタイプをあらわしています。

上の図は手相の代表的な3大線です。 だれにも情・知・意の心はあるんですけど、特に涙もろい情的タイプ、深く考える知的なタイプ、意思の強い意的タイプ・・・というように、それぞれの人に特徴があるはずです。それが手や顔に出るんですね。
夏目漱石も「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。とかくにこの世は住みにくい・・・」と書いて、知・情・意を表現していました。

 目に見えないこころが、形としてみえるように表われたのが、手相や人相なんですね。

豊かな心とは?

 人には「情的な心」「知的な心」「意的な心」がある、という理解はとても大切です。
たとえばきれいな花を見て「まあ、きれ~い!」と感動する情的な心、「誰がここに植えたんだろう?」とか「この花は何ていうのかな?」と関心を持つ知的な心、そして「この花を自分も植えてみようかな」とか「この花をあの人にプレゼントすると喜ぶかな」とかいう気力を生み出す意的な心です。この3つの心が豊かな人が、本当に素敵な人じゃないかと思います。

 また、人によって「情」「知」「意」のどの部分が強いかで、個性が出ますね。
たとえば情的だったら芸術家タイプ、知的だったら研究者タイプとか、そして意的だったら実業家タイプとか・・・。世界で、あるいは時代を越えて輝いている人というのは、それぞれのそんな心を最高に発揮した人たちです。人間の一番人間らしい貴い部分じゃないかと思います。

 ただ、いまどきの中高生に聞くとこんな返事が返ってくるそうです。
「この花きれいねえ~」「べつにぃ~」、
「これ何ていうのかな?」「(考える間もなく)わかんな~い」、
「これやってみようか?」「かったるい・・・」と。
いわゆる無感動・無関心・無気力という三無主義です。私の学生時代からそんな言葉はありましたから、そう言われて久しいのでしょう。ああ、でもそれはさびしいことです。

心を育てるのは心です。心は感化力があります。涙もろい感情の豊かな人と接すると自分もそうなります。情熱を持ち志を持って生きてる人と接すると、次第に感化されて自分もやる気になります。だから「今の若者は・・・」と言うよりも、感化力のない大人の責任、心を育ててない大人の責任といえるでしょう。それは親の責任でもあります。

 そしてもうひとつ、心を限りなく感化してくれるもの、それは大自然です。
大自然には、どれだけの美しさ(情)と、精緻さ(知)と、無限のパワー(意)がひそんでいることでしょうか。その背後に、目に見えない、包み込まれるような愛情を感じませんか?

 現実は簡単ではないけれども、できることならば美しい自然に触れ、のびのびと過ごす時間を持ちたいものです。一度きりの人生、いろんなことに「関心」を持って、そして「気力」にあふれて、「感動」的に生きる、それが真に豊かな人生だと思います。

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